曇り時々雨、後晴れの有馬温泉と六甲山

平成21年6月28日 
木下 勲 

<第一日・6月22日(月)>ミニ同窓会
 12時に雨の上った有馬温泉・かんぽの宿有馬に集合したのは松江の田中信道君、関西から小豆沢信子さん、本多利子さん、塩冶民子さん、長谷川忠雄君、森谷喜男君に、関東から福間三郎君に私・木下勲の計8名。
 宿は、インフルエンザ騒動で閑散としているのではと思いきや、意外と賑やかだった。ミニ同窓会は、なにはともあれ有馬温泉の湯に浸かってからと、浴場に向かう。金の湯といわれる茶褐色の湯で旅の汗を流して、会場へ。


先ずは記念写真(私達は誰でしょう?)
 

歓談(その1)

歓談(その2)

歓談(その3)

歓談(その4)

 関西でのミニ同窓会は、3年前の8月に続いて2回目。メンバーも二人増えて8名、奇しくも全員白潟生まれとあって、話題は幼少の頃、白潟界隈で起こった出来事の思い出話や町の様相の変わりよう、最近のホーランエンヤの話(長谷川君と森谷君は見学のため帰省したとのこと)、卒業50周年同窓会の印象話、まだお元気な兼折先生のこと、孫のことなど豊富な話題の3時間であった。またの機会を約して日帰り組の4人は帰り、宿泊組の森谷、福間、木下の3名は有馬温泉の長い夜を、ウイスキーを飲みながら、再び、昔話に花を咲かせて過ごした。

<第二日・6月23日(火)>六甲山散策
 翌23日(火)、天候今一。私と福間君は徒歩による六甲越えをあきらめて、ロープウエイを利用しての六甲高山植物園散策に計画を変更した。標高865メートルにあるこの植物園は、北海道南部に相当する気候を利用し、高山植物を中心に世界の寒冷地植物、六甲山自然植物など、約1,500種を栽培している。森谷君に見送られ有馬温泉駅から始発のロープウエイに乗る。六甲の自然林の上を走るロープウエイから、ウツギ、ヤマボウシ、ミズキの白い花を眺める。アカマツもある、昔はマツタケも獲れたと、ガイド嬢がいう。六甲山頂駅からは循環バスで高山植物園へ直行。


ロープウエイ有馬温泉駅(車窓から眺める新緑はまた格別)


六甲高山植物園入り口の前で


園内に設けられている洋風のレストラン群

 今日の見どころは、キョウカノコとササユリと園内を散策中の地元の人とおぼしき人に見栄をきられた。特に後者は今日ここでしか観られない代物とか。やっと発見したササユリのピンクがかった花には、高貴な色気を感じた。これも人の乱獲のため、絶滅寸前だそうだ。

今が見所のキョウカノコ


やっと見つけたササユリ

 2時間の植物園の散策を終え、今度はケーブルで下山。南京街での昼食を目指して、バス、ケーブルカー、電車を乗り継ぎJR元町駅へ急ぐ。このころ天気は回復し、夏模様。12時過ぎ、震災から復興した元町を散策、南京街で昼食をすませ、新神戸駅から帰路についた。登山転じて小さな旅になった次第である。


復興なった神戸元町アーケド街