三澤 通宏
1月13日、有志による新年会の席で2回目のリレー随筆を提案したところ、「先ず隗より始めよ」と言われたので、私がトップバッターを勤めることになった。
新年会終了後、帰りのバスの時間までに少々時間があったので、東京駅八重洲口のブックセンタに立ち寄ったところ、「3日食べなきゃ、7割治る!」という本が目に留まった。この本は、昨年の4月頃から並んでおり、そのうち読んでみようと思っていた。その日は、他に読みたい本がなかったので、これを買いバスの中で読み始めた。
読んでみるといろいろなことが書いてあった。まず最初に「半分食べれば、2倍長生きする!」「"豊かな"食事とは"最悪"の食事」「「三食」食べると老ける!」「"食べ間違い"の最大原因は、近代栄養学にあり」などなど。そして、断食こそ万病を治す妙薬であると。「野生の動物たちも病気になったり、ケガをしたりします。そのとき、彼らは何も食べずに、巣穴のなかに身を横たえ、静かに回復を待ちます。野性動物たちは本能によって、それが病気とケガを治す最善の方法であることを知っているのです。」と。断食には、免疫力を上げるなどいろいろな効果があるがと書かれていた。そして現代栄養学は、病気回復には、栄養が必要だといってせっせと食べさせており動物とは逆のことをやっている。現代栄養学は、大間違いをしていると批判している。
断食には、半日断食、1日1食、3日断食、7日断食、20日断食などがあるが、筆者の船瀬氏は、1日1食だという。そして、断食博士として高名な甲田光雄医師の「10の効能」をあげていろいろ説明している。「10の効能」とは、下記である。
この中で「自己融解」というよくわからない言葉があるが、簡単にいうと――体の細胞が血液に戻る――という現象で、体の悪いところが分解、排出されるということだと。そこで甲田医師の書籍が気になったので、「奇跡が起こる半日断食」という書籍をアマゾンからを購入し読んでみた。半日断食でも、ものすごい効果があり、いろいろな難病を治した体験談が沢山載っていた。
私は、現在、右肩凝りがあるだけで、どこも悪いところはない。肩凝りは、断食で治るとは、思えないが、断食すると何等かの体調の変化があると考えられる。本を読んで知識を蓄えておくだけでは、つまらない。通常は、月1回の松江がよい、パソコン、ゴルフ、庭いじり程度しかやっていなく、何か新しいことをと考えていたところであったので、自分も断食をやってみる気になった。そこで、すぐに取り組める朝食を抜く半日断食をやってみることにした。最近は、食べすぎと思っているもなかなか減らせなかったが、朝食を抜くと食べる量は、2/3になり減食が実現できる。半日断食でもいろいろ食事制限があるが、これを気にしていたら長続きしないので、単純に朝食抜きの半日断食をすることにした。ただし、断食時間は、18時間が推奨されているが、1,2時間の誤差はよいとあったので、16時間以上とした。
以前に新潟大学の安保徹教授の本を数冊よんだが、その中に"病気は自分で治すものである。ほとんどの人は、病気は、医者に治してもらうものと考えており、これは間違いである。医者は、単に病気治癒の手助けをしているにすぎない。"という言葉に接し、病気は、自分の免疫力でしか治すことができないことを認識した。世の中には、免疫力を高めるためにいろいろなことが言われているが、断食は、免疫力を高める原点であると思うようになった。
ということで1月16日から半日断食を始めた。はじめのうちは、10時頃になると非常に空腹感を覚えたが10日程度経つとあまり気にならなくなった。問題は、食事量が少なくなったので、便秘することである。とりあえず水酸化マグネシウムを飲んで対処している。
効果は、どのように表れるかわからないが、このリレー随筆の最後あたりに結果を報告したいと思っている。(2015/01/30)
次は、小林君にお願いします。