あの日も暑かった 夜空は満点の星空だった そんなある日、ロッキーは我が家の一員になった 生後2ヶ月で毛並みもおぼつかないシエルティ種の赤ちゃんだった 夏休みの我が家の二人の子供達は新入り君にもう夢中だった 自室に連れて行き「うるさいだろうな〜」と思うほど お世話と調教に懸命のようだった すっかりアイドル! 何時の間にか、楽器を奏でると合わせて歌い出す 頭にクッキーを載せてア・タ・マ・ニ・オ・ア・ヅ・ケ も出来るようになっていた 湖に連れて行き、一緒に泳ぎもした 夜中、みきのベッドで枕に頭を乗せて並んで熟睡もしたっけ・・・ etc・・・ 時が経ち、12歳になっていた 二人の子供も家を離れ、ロッキーは静かに、自由に、のびのびと 暮らせるようになった そんな時、頼りになるのはみきだけ そう、あの日も8月の暑い日だった 夜空には大流星群が見られる日だった 星になったロッキーは流星群と一緒に飛び立ってしまった 13歳になっていた (しゅう みきまさのHPより野坂さんの了解を得て、掲載しました) |