【烏鎮】 杭州の北部に位置し、江南地方(揚子江の南……蘇州、上海〜杭州、紹興あたりまでの一帯)の昔ながらの生活が残され、町中に水路が走る静かな町並み。 ★ 博物館巡り 博物館といっても、立派な建物ではなく、現在も人が住んでいる老街と呼ばれる狭い通りにある民家がそれぞれベッドの博物館、伝統木彫博物館、古銭博物館、地酒三白酒工場、藍染作業所となっている。建物は当然木造で、老街を走る道は幅2m程度、火事になったら消防車も入れない。火が心配だ。それともうひとつ、蚊が多いそうで、軒先には何か蚊避けの乾燥植物が吊ってある。館内はそれぞれに趣があるが、たまたま中国人の団体ツアーと行く所、行く所で一緒になり、館内が狭いのにガイドがスピーカーで話す声が大きく、頭が痛くなった。もっとお静かにと思ったが咄嗟には出てこなかった。昼食後、柳の植わる運河で手漕ぎ船に乗ったら、静かだったので、やっと一息ついた。やはりここも、時期時間を見て団体客が少ないときにもう一度来たいと思った。 木彫博物館内 運河遊覧の小船 運河と黒塀の家並 【雑感】 1、帰国日空港へ着いたら、搭乗予定の便は欠航とのこと。あれこれJALの職員に詰め寄ったが、理由は日本からの便が台風のため欠航して機体なしとのこと。結局、延泊することになったが、帰るだけと思っていたので、中国元もほとんどなし、日本円も帰国時必要な金ぐらいしかない。そこで活躍したのがクレジットカード、ありがたや。やはり、金には余裕をもって出かけるべきですね。まあ、常識といえば常識ですが。 2、特に中国は偽物が多いので、名産品や骨董を買う場合は信用のおけるガイドさんとよく相談して買ったほうがよい。私も買って帰ろうと思っていた西湖龍井茶は、博物館売店で、東坡肉(トンポウロウ)は歴史ある中華料理店(楼外楼)で買った。タバコも偽物が多いとか。タバコの自動販売機が見当たらないので、ガイドさんに聞いたら、偽コインが多いこと、タバコは専売ではないので価格が一定していない事と言っていた。確かに一番高いタバコの“中華”などは、店によって60元から80元(1,300円)ぐらいで売っている。誰が買うのかな? 3、今回もフリープランで申し込んで、具体的な訪問箇所はこちらの希望を言って、現地ガイドさんや友人と相談して決めた。これがベストであると思う。事前に団体ツアーなどで決まってしまうと、当日の体調や天気の具合など関係なく参加を余儀なくされてしまうので、我々の年頃には一都市滞在のフリープランがお勧めである。 4、外国を旅行する時は、できるだけ友人や知人と会い、旧交を温めるのが楽しい。現地に友人がいる人から誰かを紹介してもらうのも、一日で友達になってしまう。今回も10年来の友人と会い家族ぐるみの歓待を受けた。英語と中国語と日本語で会食など大変盛り上がった。 友人一家との会食 |