アモイ(厦門)旅情

平成18年12月3日 
片山 洋 

 06年秋、妻とアモイに旅することになった。というのも、前年桂林に行った時、遊覧船で一緒だった中国の人が推奨していたことがきっかけである。  確かに、行ってみると、予想とはまるっきり違う別天地(シャングリラ)であった。 まず、失敗談からご紹介しよう。

<その1>
 ホテル到着後、有名な植物園に行った帰り(夕方)、タクシーを拾おうとしてもほとんどない。 たまたま拾えてホテルカードを示しても、“不知道”とそっけない返事。結局私のセツナイ中国語で道々尋ねながら、やっとホテルにたどり着くことができた。

<その2>
 ある朝、カメラをぶら下げて散歩をしていて、格好いい施設を写そうと思ったら、ガードマン(守衛)が駆けつけ、守衛所に連れて行かれた。つまり、海軍司令部だったのである(軍事機密ということか?)。でも、中国語で雑談していたら段々雰囲気がゆるみ、最後はバイバイといって解放してくれた。

<その3>
 何年か前に行った時のお金(元)があったので、“これ使える?”と聞いたら、指で何度かさわりながら、“これ、ニセ金”。ショック、ショック、そういうことがあるそうだ。確かに、スーパーなどで, 100元札を出すと、しきりに手でかざしている。“アー、なるほど”と思った。

 では、では、名所旧跡のご案内。

<アモイ園林植物園>
 別名、万石植物園。確かに、園内には巨石があちらこちらにあり、静かな湖が散在する別天地。熱帯の花々、由緒ありそうな寺院、行かなかったけど、立派な温室もあるとか。
    

アモイ園林植物園内の由緒あるお寺


アモイ園林植物園2景

<コロンス島>
 コロンブス島ではありません、念のため。アモイから船で数分。全景を見るまでもなく着岸。島全体が19世紀の租界地。土塀の家屋あり、しゃれた欧風建築あり、……。

 商店街には、見たこともない果物、剥いて食べるのかな?GABURIつくのかな?

アモイとコロンス島をつなぐ船の発着場


船上から望むコロンス島の風景


初めて見る珍しい果物

<日光岩>
 もともとは、晃岩だったとか。島の頂上にあり、アモイ全体が見渡せる最高の景勝地。ビル群が林立していて、ある意味では期待はずれ、もっと農村的な風景の方がいいのだが。
 台湾の金門島とは、見える距離、何年か前までは銃弾が飛びかっていたとか。  このほか、島内には、ピアノ博物館や菽荘花園など数々の名所があり、一日(二日,三日)居ても楽し い所。


巨石に刻まれた文字


ピアノ博物館

コロンス島の街風景



菽荘花園




次ページへ  メニュー・ページへ戻る