猛暑の下町散策:矢切の渡しからスカイツリーへ

 2012.8.4 木 下  勲  


 7月28日(土)、矢切駅はとてつもない猛暑だった。日除け帽をかぶり、水マフラーを巻き、11時矢切駅を出発したのは、久しぶりの水野恵夫、和久理光正、福間三郎の三君に私の4名だった。目指す葛飾柴又対岸の矢切の渡し場は、2km、30分先。炎天下の中、日陰を探しながらの行進。地図を見ながら、河原に向けて下り、畑の中を進み、大きな立て看板「矢切の渡し」を発見し、やっと一安心。ここは、トイレもあり整備されていた。

葛飾柴又対岸の「矢切の渡し場」

 数年前に乗った時は浮き輪が三つだけであったが、今回は救命浮具が定員分用意されており周囲の景色を心置きなく眺めることができた。水深6mの江戸川は、波も静かでのんびりした田園の情景を醸し出し、水面を流れる風で涼しく、渡し料100円はいささか安い。


わずか10分間の江戸川渡り

 矢切の渡しは、正月の散策・柴又七福神巡りの時また乗りたいものだ。ほんの数分の渡しで柴又に上陸。ここは、観光地。柴又帝釈天をお参りして参道のそばやで昼食を摂った。


「寅さん」でお馴染みの「柴又帝釈天」前で


帝釈天本堂


参道沿いの商店街

 昼食後、柴又駅から高砂駅で乗り換え、押上駅に到着。ここからスカイツリーを見上げての散策だ。が、当然だがまだまだ猛暑だ。それにも負けず、北十間川沿いを上り十間橋の撮影ポイントで折かえし、一昔前の下町風景と超近代的なスカイツリーの対比が面白い路地を歩く。


十間橋から見たスカイツリー

下町との好対比を成すスカイツリー

 スカイツリー直下の賑わいの中をくぐり、業平橋駅から新築改称された「とうきょうスカイツリー」駅を眺めて牛嶋神社へ。イチョウと社殿に挟まれたスカイツリーをカメラに収める。墨田公園では、緑の木立に囲まれたスカイツリーを。そこで一句、「麦わら帽、首に手ぬぐい、口をあんぐりスカイツリー」(詠み人知らず)


牛嶋神社から見たスカイツリー

墨田公園からみたスカイツリー

 この辺りから夜の隅田川花火大会の人出で、迷子になりそうだ。アサヒビール本社最上階の展望喫茶は、花火大会のため関係者以外シャットアウト。和久理君いわく東洋のセーヌ河・隅田川に架かる吾妻橋を渡って、スカイツリーから炎のオブジェまでを入れて写し、お仕舞いとした。猛暑のうえ適当な休憩場所がないうえ、迷子にもなりそうなので、ここでギブアップ。3時、浅草寺参拝はパスして、汗まみれになってゴールの雷門の天婦羅屋へ直行し、反省会に移った。


隅田川対岸から眺めたスカイツリーと炎のオブジェ


雷門の「天婦羅屋」で反省会(暑かったー!!)