桜の鎌倉散策

  2012.4.12   木 下  勲  

 4月7日(土)、晴れ。10時過ぎの鎌倉駅前は花見の観光客で、一杯。身動きもままならない状態だった。メンバーの黒田晏子、坂本京子、富永正子、福間三郎、藤江敦美、与沢満江、和久理光正(敬称略、あいうえお順)の姿を探すのは大変だった。一人、二人と集り、10分前には8名全員揃った。さっそく弁当持参を確認し、人ごみを後に10時20分、桜を求めて出発。


散策ルート図

 まず向かったのは桜の源氏山への途中の観光スポット、稲荷佐助と銭洗弁天。歩き出すとあの人ごみが途絶え、閑散となった。佐助稲荷では、野生化した台湾リスが一匹出迎えてくれた。餌付け禁止で最近少なくなったとか。神社の方にお願いし、記念写真をパチリ。銭洗弁天(ぜにあらいべんてん)では、思い思いにお札を取り出し洗った。ご利益のあることを祈る!


稲荷佐助神社入り口


神社本殿をバックに


お札を洗う黒田さん

 11時30分、源氏山公園に到着。思ったより桜が少ない。時間が早いが、頼朝像と並んでピクニックシートを広げ、昼食とした。みかん、お菓子、マンゴーの冷菓などなど、女性軍からの差し入れに、ただただ感激。空では、数羽のトンビが旋回し、弁当にありつこうとスキを狙っていた。


源氏山頂上のお花見客


源頼朝像


シートを敷いて揃って昼食

 午後は、源氏山公園を後にして寿福寺に向かう。約15分足らずの下りの山道だが、今日の道で一番きつかった。みんな、それぞれの年を実感した。政子、実朝の墓を拝み、鶴岡八幡へ。川喜多映画記念館の敷地にある「旧川喜多邸別邸」が無料で開放されており、見学した。庭先には、ちょうどモクレンが満開だった。


北条政子の洞窟墓


旧川喜多邸別邸の前庭で

 コーヒータイムをとったあと、八幡さまを参拝。8名中2名が、階段下で参拝。もう70を過ぎてるから仕方ないか。あの倒れたイチョウもまだ芽をださない。気づいてみれば、ここも桜が見あたらない。小学校の前にきて、やっと桜並木に出会い、ホットした。桜の鎌倉散策の面目が保てた。


満開の桜並木

  荏柄天神の絵筆塚で、我々の先輩・園山俊二さんのレリーフを発見。写真に収める。ゴールの鎌倉宮では、参拝者休憩所で一休み。「こちらのテーブルは有料です」というので、慌てて、隣の無料のテーブルに移動。


我らが先輩・園山俊二氏のレリーフ(中央)


鎌倉宮本殿

 最後には、まだ時間があることと、桜との出会いが少ないので、八幡様の鳥居から段蔓の桜並木を歩いた。これで約12000歩いたことになった。そして、お決まりの反省会の会場で、一日の疲れを癒した。


露店でブローチを物色