初秋の日向薬師ハイキングコースを歩く
2010.10.20 木下 勲
赤線 ハイキングコース 10月16日(土)、9時50分本厚木駅バスセンターH番乗り場に集合したのは福間三郎君、私の山仲間・山本圭吾さんの三人。10時発の七沢行きバスに乗りこむ。他には、数名のハイクキンググループがひとつ。まもなく、陽光が降り注ぐ広沢寺温泉入口に降り立つ。ここから、小一時間日向山(404m)登山口までは、紅葉し始めた山林を眺めながらのどかな林道を歩く。途中、路端の無人売店で一つ包み百円の柿、かぼすなどを買う。やがて、右手に滝と滝壺がご神体の大釜弁財天があり休憩をする。
日向山登山口は標高260mだが、七曲の急登で一気に尾根310mに出て休憩。ここから山頂まではわけなく到着。眺望はわずかだが、厚木、伊勢原市の境界だけあって、二つの市内の一角が望まれた。昼食を摂っていると、日向薬師からのハイカーが次々到着して弁当を開き賑やかになった。12時50分、日向薬師に向けて下る。途中の分岐点に大きな「クマ出没注意」という看板があった。随所に同様の看板を見かけてきたが、この看板はとりわけ大きく、さっそく写真に収める。我われは、山本圭吾さんの熊よけ鈴で、安心して歩けた。 日本3大薬師の一つと言われ、重要文化財に指定されている日向薬師は、平安時代に建立されたお寺とあって流石に荘厳な佇まいであった。境内には神奈川名木百選の一つ「宝城坊の幡かけのスギ」(高さ35m、33m、周囲 7.8m、6.3m、樹齢800年)と呼ばれる2本の杉が屹立しており、その勇姿に圧倒された。日向薬師を参拝し、ハイキングの無事のお礼と今後の安全を祈り、七沢温泉に向けて、下りの林道を急ぐ。七沢温泉は、外傷、骨折、やけどに効き、全国名湯百選に選ばれているとか。今日一日の汗を流して、元、来た広沢寺温泉入口まで5分ばかり歩き、3時46分の本厚木駅行きのバスに乗りこむ。 駅前の居酒屋での反省会。次回は鎌倉七切り通し巡りとした。
厚木、伊勢原市内を望む クマ出没注意の大きな看板
宝城坊の幡かけのスギ
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