春光を満身に受けて、関八州を見はるかす


平成21年3月20日 
小林 信生 
 
日 時:2009年3月17日(火)午前8時50分 JR八王子駅集合。
天 候:快晴。日中は20℃にもなると言われ、絶好のハイキング日和。
参加者:リーダー木下勲君、藤江淳美君、小林信生、そして、松高ハイキングではおなじみ山本圭吾さんの4名。時間どおりに元気に集合。
コース: 西武線西吾野駅から、関東三大不動尊の一つ、高山不動尊を経て、関八州見晴台(771M)に登り、そこから黒山三滝に下る、所用時間4.5時間、11キロを歩く。


赤字がハイキング・コース

経 過:
10時05分:西武池袋線西吾野駅に到着。駅前広場で柔軟体操をして、体をほぐす。さんさんとふりそそぐ太陽の光が心地よい。

ストレッチ体操で体をほぐす

10時20分:駅から歩きはじめて20分ほどで、登山道入り口へ。

登山道入り口で

そこから、ややきつい登りが30分ほど続き、萩の平茶屋へ出る。平日はひっそりとしているが、週末にはハイカーでにぎわうのだろうか、飲み物や食べ物のメニューがぶら下がっている。


萩の平茶屋で一休み

11時15分:茶屋で小休止し、高山不動境内へ向かう。この道は緩やかな登りで、歩きやすい。途中、木々の間から重なって見える山々の稜線が美しい。


美しい山々の稜線

12時00分:不動尊参道階段下にある大いちょうにたどり着く。

不動参道階段下の大いちょう

まだ葉はついていないので、余計に巨木の様子が見て取れる。これまで1000年にわたって信仰篤い参詣者を見守ってきたのであろうか、気品がある。そこから、一気に120段ある階段を登って、西暦654年建立と言われる古刹、重文高山不動尊前に立つ。


重文高山不動尊に通ずる階段

成田不動、高幡不動に並んで関東3大不動尊の一つといわれるが、山の上にあるだけあって、飾らず昔のままで残っているのが良い。


高山不動本尊

12時30分:境内で小休止して、いよいよ今日の最高点関八州見晴台へと急ぐ。ここから15分と、案内板に書いてある。見晴台山頂に不動尊の奥の院があり、入り口に立派な石碑が立っている。


関八州見晴台入り口で

12時45分:見晴台山頂に到着。平日のためか、山頂は貸しきり状態。早朝に出たので、もう腹ぺこぺこ。それぞれ調達した弁当にかぶりつく。
さすが、関八州というだけあって、360度の眺めはすばらしい。霞がかかっていて、富士山、赤城山、筑波山、新宿都心などは肉眼では見えなかったが、北に高崎・寄居の町、東に埼玉の街々・多摩地方、そして南に奥多摩の山並み、西には秩父連山と、ぐるっーと一巡りの鳥瞰は秀逸である。


関八州見晴台山頂にて


山頂に据付られた鳥瞰図

13時20分:見晴台から黒山三滝へ向かう。花立松峠までは急な下りが続く。登りより、下りは足に負担がかかり、疲労がたまってくる。

黒山三滝に向けて進む

峠から黒山三滝へ分かれて、2.5キロの道のりだ。開けた山道から沢道に入ると、かすかに水の音が聞こえ出し、滝が近づいていることを知らせる。下るにつれて沢の水かさが増し始め、沢の幅も広くなり、巨岩がごろごろ転がっている。


山道に転がる巨岩

14時40分:黒山三滝に到着。三滝のいわれ、男滝・女滝・天狗滝の順で立ち寄って眺め、15時10分のバスに乗るため停留所へ。

男滝・女滝の前で


天狗滝

バス車窓から越生梅林の満開の梅を楽しみ、JR越生駅へ。電車待ちで吹きっさらしの駅のベンチに座りビールで体を温める。(20℃もあったのかと思うくらい風は冷たい。)

17時40分:JR八王子駅前の東急プラザにある蕎麦屋「笹陣」に入って反省会。健康的な一日のハイキングを振りかえり、互いの健康を感謝した。


最後は例によって反省会