カナディアンロッキー ハイキング

2008.08.01
佐藤 富信


ハイキング位置図

ルート図

 今日は、ご無沙汰しております。今回はアルパインツアーサービス鰍フツアーに参加し、アイス フィールド・パークウェイ周辺でハイキングの旅を楽しみました。(参加者6名、ツァーリーダー他2名、計8名のパーティでした)

 「アイス フィールド・パークウェイ」はジャスパーとレイク・ルイーズの間230kmを結ぶ93号線で、ロッキー観光のゴールデン・ルートです。3000m級の雄大な山並みや迫力ある氷河、神秘的な色を湛えた湖など、美しい景観が展開します。
 写真中央の山は、Mt.アサバスカ 3491m、右の山は、Mt.アンドロメダ3442mです。

Mt.アサバスカ3491m(中央)とMt.アンドロメダ3442m(右)

<6月26日(木) Mt.ロブソン山麓ハイキング>
 ジャスパーにて食料調達後、専用車にて 11:20出発。Mt.ロブソンのビジターセンター 12:20着。途中、雨が激しく降ったが、現地に着く頃には小降りとなった。登山口へ移動し、昼食。幸運にも雨が上がった。
 登山口 13:30発。ロブソン川沿いに、バーグレイクトレイルをキニーレイク湖畔へ15:30着。ここで折り返し、16:10発。登山口 17:20着。(高低差 130m。樹林帯では、この時期は蚊が多かった) 登山口 17:30発。専用車にて宿泊先のジャスパーへ 18:30着。

Mt.ロブソン 3954m
カナディアンロッキー山脈の最高峰です。今日は残念ながら雲がかかり、その
雄姿は望めませんでした。

キニーレイク(標高984m)
影を映す氷雪を頂く山は、ホワイトホーン・マウンテン 3395mです。

ジャスパーの街

 カナディアンロッキーの北のゲートシティ。山の中の小さな町で、ホテルも数軒です。後方の氷雪を頂く山は、Mt.エディス・キャンベル 3363mで、山肌にはエンジェル氷河があります。

<6月27日(金) オパールヒル周回ハイキング>
 ジャスパー 9:10発。専用車にて、マリーン湖畔へ 10:00着。登山口 10:10発。森林限界を越え、草原に出て、展望地(2100m) 13:00着。昼食。 13:20発。下りは別の周回ルートにて、登山口 14:30着。(高低差 400m)
 遊覧船にてマリーン湖上遊覧後、湖畔 17:10発。専用車にて宿泊先のジャスパーへ 18:00着。

オパールピーク(3000m程度)
この麓の丘を周回しました。

草原(メドウとよばれている))
夏には花畑となります。

マリーン湖(標高1690m)
別名「ロッキーの宝石」と呼ばれています。

マリーン湖
スピリット・アイランド

<6月28日(土) ウイルコックス・メドウ・ハイキング>
 ジャスパー 8:50発。専用車にて、アイス フィールド・パークウェイを南下。アサバスカ滝 9:20着。見学後、10:00発。専用車にて、ウイルコックス・パス 登山口11:10着。
 登山口 11:20発。樹林を抜け、広大なメドウを登る。展望地(2200m) 13:00着。昼食。ここで折り返し、13:50発。登山口 15:00着。(高低差 300m)登山口 15:10発。専用車にて宿泊先のコロンビアアイスフィールドセンターへ15:20着。着後アサバスカ氷河の雪上車観光。

アサバスカ滝
22mと高さはないが、水量豊富な豪快な滝。


ウイルコックス・メドウ
広々とした草原で、アイス フィールド・パークウェイの向うに、コロンビア大氷原の
山々を望む展望地です。

コロンビア大氷原の山々
中央の山が、スノードーム 3459m。左が、コロンビア大氷原から流れ 出るアサバ
スカ氷河。右の山が、Mt.キッチンナー 3505m。なお、この氷原は、太平洋、大西
洋、北極海の3方向へ氷が流れる分水嶺です。

アサバスカ氷河
全長6km。氷の厚さ90〜300m。

<6月29日(日) アイスライントレイルハイキング>
 コロンビアアイスフィールドセンター 8:40発。専用車にて、アイス フィールド・パークウェイを南下。ペイト・レイク 10:00着。見学後、10:20発。専用車にて、ヨーホー国立公園 アイスライントレイル 登山口 11:50着。
 登山口 12:00発。タカカウ滝を望みながら、トレイルを登る。滝の展望地にて昼食休憩(13:00〜13:30)。さらに、残雪のあるトレイルを登り、エメラルド氷河下の展望地(2140m)へ 14:10着。ここで折り返し、14:40発。途中で、ハイライントレイルへ入り、ヨーホーレイクへ 16:00着。見学後、16:20発。登口 17:30着。(高低差 640m)
 登山口 17:30発。一旦タカカウ滝の落下地点を見学後、専用車にて宿泊先のレイクルイズへ 18:30着。

ペイト・レイク(湖の標高 約1800m)
氷河から流れる堆積物や、季節や時間、天候により湖面の色が変化します。


アイスライントレイル(その1)
エメラルド氷河下は近い。

アイスライントレイル(その2)
遠くに Mt.ビクトリアが見えてきた。


タカカウ滝 (落差380m)
デイリー氷河から流れ落ちる、カナダ最大級の滝。


ヨーホーレイク (湖の標高 約1800m)
立ち寄る人も少ない静かな湖。

<6月30日(月) フェアビューマウンテン(2744m)登頂>
 早朝 モレーン・レイク 見学。 宿舎 8:30発。専用車にて、レイクルイズ湖畔へ8:40着。登山口 9:00発。サドルバックトレイルを登る。サドルバックパスにて小休憩(10:50〜11:00)後、頂上へ。登頂 12:10。昼食。下山開始 13:00。サドルバックパスにて小休憩(13:50〜14:10)後、登山口 15:30着。(高低差 1010m)登山口 15:40発。専用車にて宿泊先のバンフへ 16:30着。


モレーン・レイク (湖の標高 1884m)
カナダの旧20ドル紙幣に採用された湖で、ロッキーを代表する美しい湖。後方
の鋭い峰々はテン・ピークスと呼ばれ、親しまれています。


レイク・ルイーズ (湖の標高 1731m)
カナディアンロッキーで最も美しく、最も多く人が訪れる湖。季節により、時間
によりにより湖面の色が微妙に変化する。後方は Mt.ビクトリア 3464m。左手
の岸壁はフェアビューマウンテンです。


サドルバックトレイルを登る
正面の山は ハドォー 3070m。

フェアビューマウンテン (2744m)登頂
後方は Mt.ビクトリア 3464m。

<7月1日(火) トンネルマウンテン(1690m)ウォーク>
 宿舎 9:10発。登山口 9:40発。山頂 11:00着。この間、国立公園やバンフの成り立ちの歴史、周辺の植生などについてツアーリーダーから解説があった。
 下山開始 11:20。登山口 11:50着。宿舎 12:10着。(高低差 300m) 午後 自由行動。なお、これまで晴天続きであったが、昼前頃より、断続的に小雨となった。また、当日は、カナダディ(建国記念日)に当たり、祝賀パレード、野外演奏会や出店、花火などで夜遅くまで賑わった。


トンネルマウンテン(1690m)

バンフ市街

 バンフ大通り。後方の山はカスケードマウンテン 2998m。カナディアンロッキーの南のゲートシティ。8年振りに、バンフとレイ クルイズ周辺を訪れたが、ホテルをはじめレストラン、ショップ、みやげ物店が増え、道路も整備され、観光客の多いのに驚きました。

<7月2日(水) エディスパス、コリーパス・ループハイキング>
 宿舎 8:10発。専用車にて、登山口へ 8:20着。
 登山口 8:30発。Mt.エディスの東側の谷の樹林帯をエディスパスに向けて登る。途中で、Mt.エディスを廻るトレイルに入り、森林限界を越え、Mt.エディスとMt.コリーの鞍部 コリーパス(2350m) 12:30着。昼食。下山開始 13:10。途中、展望地にて小休憩(14:50〜15:00)後、登山口 15:30着。(高低差 920m) 登山口 15:50発。専用車にて宿舎へ 16:00着。なお、下山途中で一時的に通り雨があったが、これで一週間にわたる楽しいハイキングを無事終えることが出来ました。 

Mt.エディス及びMt.コリーなどの山並

コリーパス (2350m)登頂


パンフ市街をながれるボウ川の谷を展望地から望む
右側の山は、サルファー・マウンテン 2285m。その左の山は、Mt.ランドル
2948m。

 最後に、今回カナディアンロッキーの楽しいハイキングの旅が出来ましたのは、ツァーに参加された 青木さんご夫妻、小原さんご夫妻、宮谷さん、および ツァーリーダー デレック・ホートベッドさん、ならびに アシスタント 鹿庭さんのご支援とご協力の賜物であり、皆様に感謝しております。満70歳を目前にして、素晴らしい山旅を有難うございました。

なお、ヘボ写真ですがカナディアンロッキーの花々を一部以下に掲載します。


カタクリ

ウエスタンアネモネ

ホテイラン

ワイルドローズ(アルバータの州花)


では又。 Good−bye!
(レイクルイズ湖畔にて。後方の山は登頂した フェアビューマウンテン2744m )





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