奥高尾縦走ハイキング
平成16年6月24日 木下勲 6月23日(水)曇り、8時48分集合。計画は9時30分のところ、まるで小学生の遠足のように福間三郎君と私は、随分早くから目が覚め、高尾山口駅に降り立ってしまった。今日のコースは、高尾山口駅→(稲荷山ハイキングコース)→高尾山→一丁平→城山→小仏峠→景信山→堂所山→明王峠→陣馬山→陣馬高原下バス停にいたる、ほぼ関東ふれあいの道(鳥のコース)をたどる20kmの行程である。 高尾山-城山-影信山-堂所山-陣馬山縦走路(20Km) 稲荷山コース入口にはアジサイの花が咲いていた。ここは海抜190m。尾根道に出るまでもなく、二人とも汗ビッショリだ。今日は曇りとはいえ、相当水がいるぞ。 最後の階段200段くらいを数回に分け登りきって、10時30分大体予定通り高尾山山頂599mに到着。
新緑燃ゆる高尾山山頂にて ここで、念のため水を補給。小休止の後、昼食ポイントである城山に向けて出発。これからが、奥高尾。左手、木立が切れると丹沢山塊が見える。あの円錐形が大山、一番大きく高いのが蛭が岳だろう。富士山は雲の向こう。 11時45分、城山670mに到着。ベンチは相当数の先客で埋まっている。正面の丹沢、道志の山、眼下の相模湖を眺めて昼めし。
城山山頂にて 30分の休憩後出発。小仏峠の茶屋は朽ちて見る影もない。峠まで下った道を登り返して景信山727mに到着。振り返ると、昼食をとった城山が、その向こうには高尾山が遥か後方に見える。あんなに歩いたかと、あらためて感動。ここまで来ると、人は閑散。
13時35分景信山を出発、いよいよ後半だ。左下、相模湖から吹き上げてくる風が心地よい。両サイドから時折ウグイスなどの鳴き声がする。鳥のコースといわれる所以か。残念なのは、鳴き声が判るのはウグイスのみ。水が心配になったので、久しぶりに会った中年女性ハイカーに陣馬山の茶店の様子を訊くと、一軒開いているとのこと。明王峠で福間君4本目の水が切れる。 15時50分、陣馬山857m到着、360度のパノラマ展望、記念撮影もそこそこ水を求めて清水茶屋へ。久しぶりのラムネの味が、懐かしい。ここから和田峠経由の車道をさけ、青年の家の脇をとおる道に入る。道は植林された杉の中を、急直下に下りている。我々の足も相当くたびれてきたので、急ぐ心を抑え、確実にゆっくりと下る。20kmの行程を終えバス停に着いたのは、17時20分。次のバスまで一時間、ベンチで二人きりの反省一次会。ネェチャンがいないねというと、ネェチャア(自然)がネェチャンだと福間君。夕暮れ近い空を見上げながらの一杯は、おつなものだった。 陣馬山頂上にて バスには、カナダから来たという若い女性英語教師が乗り込んで来た。なんでも、13時30分高尾山口駅を一人で出発、丁度18時20分バス停に下りて来たそうな。その健脚ぶりと勇敢さに感嘆。会話はいつしか、福間君とのスペイン語に。日本に来る前5年間、ボリビアにいたそうだ。福間君も数回行ったボリビアなので、会話が弾む。おかげで、八王子駅まで小一時間、国際交流を楽しむことができた。 バスの中での国際交流 八王子駅前での改めての反省会で、次回ハイキングは9月14日(火)万二郎、万三郎岳(伊豆の天城山)ということになった。 |