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高尾山薬王院の前にて | 樹齢450年タコ足巨大杉 |
この見晴台を過ぎたあたりから山の趣が変わり始め、あたりはシイやカシ の木がうっそうと茂る原生林と化す。樹間を通してひときわ声高のウグイス の美声を楽しみながら更に歩を進めると春日灯篭が並ぶ108段の石段に行 き着く。息を切らせながら登りつめるとそこには楽王院の奥ノ院が鎮座。朱 塗りの社と桜のコントラストをしばし楽しむ。ここから舗装が途切れ、よう やく山道らしくなった道を10分ほど歩いて頂上に到着。スタートから11 0分の散策であった。頂上には茶屋もあり、行楽客の昼食の輪があちこちに 広げられ、大変な混雑振りだ。 |
薬王院奥ノ院と桜 | 高尾山山頂碑を挟んで |
頂上の記念碑で写真を撮ると休む間も無く、約2キロメートル先に位置す る城山(標高670メートル)を目指して行動開始。これら二つの山を結ぶ 尾根道を通称「一丁平」と呼び、千本桜で有名な広い尾根道だ。だが期待し た桜の満開には1週間早すぎた。いまだ三分咲き。代わりに桜と並んで植え られている「ミツバツツジ」と「コブシ」の花が満開で、趣は変われども春 景色を堪能することができた。 |
一丁平の三分咲きの桜 | 一丁平のミツバツツジ |
城山山頂碑を挟んで | 城山山頂の賑わい |
城山到着13:00。昼食を摂りながら周囲に展開するパノラマを楽しむ。 丹沢方面を見渡せば先月登った円錐形の大山がはるか彼方に臨まれる。 14:00 一丁平尾根道を引き返し、高尾山山頂から北側道の4号路を通って下 山開始。この山道はモミやイヌブナの原生林の中を通っており、思い切り森 林浴が楽しめる。途中にユラユラ揺れる長さ50メートル位の吊り橋があり スリリングな思いもさせてくれる。 |
イヌブナ原生林の中の吊橋 | 花より団子 |
17:00 山道入り口の蕎麦屋で反省会と称し、蕎麦を肴に一杯やる。いい汗 かいた後のお酒はことさらうまい。来月はは奥多摩の代表的なハイキング・ コースである高水三山を楽しむことになった。ここも蕎麦とお酒がうまいそ うだ。今から楽しみにしている。 |