鎌倉ハイキング
                        平成14年12月1日記                             福間 三郎  木下勲君とは幼稚園、白潟小学校、3中、松高で共に学んだ60年来の 「竹馬の友」である。彼は仲間の大半がリタイヤーしている中で現在でも バリバリの現役で、趣味はトレッキング、週末はよく日帰りで山に入ると のこと。  僕もいろいろ趣味らしきものは持っているが、いずれも中途半端で彼の ように胸を張って披瀝できるようなものは持っていない。何でも手を出す 方で一つを極めることは、少なくとも今日まではなかった。生来の浮気性 のなせる業であろうか。訳あって、定年退職を機にゴルフを止めた。健康 維持のためゴルフに変わるアウト・ドア−をそろそろ見い出さねばと思っ ていた矢先、松高同窓会の件で木下君と連絡する機会を得た。彼は横浜在 住で言ってみれば隣人であるが、このところ会う機会が無く5年ぶりの接 触であった。  彼は相変わらず山を楽しんでいるという。そこで彼にすかさず弟子入り を申し込んだところ諸手を挙げて受け入れてくれた。「善は急げ」という ことで、同窓会の1週間後、即ち、11月30日に鎌倉のハイキング・コ ースを手始めに回ってみようということになった。  鎌倉ハイキングでは途中の名所旧跡を楽しみながら歩くので、1コース ないしは2コースで仕上げるのが普通であるが今回は僕の脚力を試す意味 もあって、次の代表的な4コースを一挙に歩いて見ることになった。  (1)祇園山コース(1km) → (2)衣張山コース(2km) → (3)天園コース(4km) → (4)大仏コース(3km)  いずれのコースも真ん中に山があり(最高は天園コースの中央にある大 平山:156m)、これの上り下りの繰り返しは普段運動しない者にとっては 結構きつい。
ハイキング・コース見取り図 @→A→B→Cの順で歩く 岩むきだしの登山道、勾配が急なので雨天の時は危ない 1時間後の最初の休憩、この時点でもう汗ビッショリ 展望台よりのぞむ材木座海岸と鎌倉市住宅街 展望台で二人並んで記念撮影 一面紅葉の鎌倉の山々 道中のもみじ 最終地点大仏の前で
 11月の末とはいえ、鎌倉にはいまだ秋の気配が漂い、道中にある名所 旧跡は老若男女の観光客で溢れんばかりの賑わいであった。  今回は僕の脚力を試すためのハイキングであったので途中の観光とお酒 は一切抜き。 歩いた距離は各コースを繋ぐ平地道も含めると15km近 くに達した。気が張っていたせいか何ら疲れは覚えなかった。2、3日後 に脚の筋肉痛に襲われるのだろうか。さわやかな1日であった。お陰で、 木下先生からは合格の認証を受け、年明けから本格的な訓練を受けること になった。手始めに大山、高尾山、御岳山などのポピュラーな山から始め、 じょじょに拡げて奥多摩や丹沢山系に挑戦することになっている。  同窓生の皆さん一緒に山を楽しみませんか。女性も参加してくれるとも っと楽しくなるなーー。


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