北海道ドライブ旅行(旭川から富良野、釧路、阿寒、ウトロ900kmを巡る)

                                       小林 信生(30・06・27)


・2018年6月19日(火)から23日(土)まで、4泊5日の旅に出かけた。今回の小生の役目は、家内とその友人たちのアッシー君である。

・まず、初日、羽田空港から旭川空港に飛び、空港でレンタカーして、「旭山動物園」へ向かう。
平日の動物園は閑散としていて、人気の動物たちをゆっくりと見て歩けた。旭山動物園を出て、一時間余り、旭岳のふもとのホテルへ急ぐ。旭岳温  泉は泉質もよく、旅の疲れを癒やしてくれる。

第2日目は、300kmの長距離ドライブとなるので、ホテル出発を午前8時30分に早める。
まずJR美瑛駅を起点に、色々な観光スポットを巡る。「北西の丘公園」、「ケンとメアリーの木」、「四季彩の丘公園」を経て、白金温泉の「青い池」へ。青い池は、今回が初めてのスポットで、期待したところであったが、その期待にたがわず、不思議なくらい池の色が青く幻想的だった。

・続いて、富良野の「ファーム富田」を訪れる。看板であるラベンダーは、まだ蕾で少し時期的に早かったが、そのほかの花々(ポピー、チャイブ、ハマナスなど)を鑑賞できた。昼食後、午後2時に釧路へ向けて出発。途中、一部に高速道路があるが、ほとんどは一般道である。250kmを約4時間余で走破。運悪く、午後から雨が降り出す。スリップが気がかりだったが、幸い、借りた車は4WDで走りは万全で、道は広く舗装も完全で、危なげなく快適なドライブとなった。

第3日目、朝起きた時は、快晴であったが、我われがホテルを出るころから、雲が出始め、釧路湿原へ向かう途中から小雨となる。まず、「丹頂鶴自然公園」で丹頂鶴を見る。幸運にも、6月15日と5月1日生まれた2羽のひなが見られるということで、カメラが活躍する。

・次に、ラムサール条約に登録され、日本最大の湿原、「釧路湿原」の見学である。まず、「釧路市湿原展望台」に上ってみるが、霧と雨で視界はゼロの近い。こりゃダメだ!と、湿原東側に位置する「細岡展望台」に向かう。雨は小やみになって、霧も晴れたので、小高い丘の細岡展望台からは湿原全体を見渡すことが出来た。続いて、湿原北側の「コッタロ展望台」を目指す。ここは小山になっており、階段を300段ほど登ることになる。結構きつかったが、登った先は見晴らし抜群の展望台となっている。後で、聞いたらコッタロ展望台の見晴らしが最高であるとのことであった。
これで広い湿原をほぼ一周したことになる。

・湿原見学を終え、阿寒湖を目指すが、どうもナビの読み違いか、阿寒湖には向かってはいるが、車はどんどん山の中に入ってしまい、ダート道が延々と続くことになる。一時間ばかり走ったであろうか、やっと国道に出て、安堵する。

・阿寒湖のホテルは、湖畔に立っており、すぐ裏から観光船が出ると言うので、午後4時発の船に乗って阿寒湖を一周する。途中の小島に「マリモ展示観察センター」があって、マリモ成長過程とその特徴や大小さまざまなマリモが入っている水槽を見ることが出来た。

第4日目、今回旅行のクライマックスである摩周湖へ向かう。その前に寄り道して、雌阿寒岳の噴火により西麓の螺湾川の流れが止められてできた堰止湖である「オンネトー(湖)」に立ち寄る。この湖も"青い池"と同じく、湖面は青く見える。時間と共に湖面の色が変わるので、別名「五色沼」とも呼ばれるとのこと。そこから50kmくらい走って、いよいよ摩周湖へ。直前で雨が降り出し参ったが、「摩周湖第一展望台」のレストランで昼食を取っている間に、青空が見え始め、午後からは好天となる。摩周湖では霧を期待していたが、残念ながら湖面の小島もばっちりと見えて、霧の摩周湖とはいかなかった。弟子屈町を抜けて、ウトロに向かう。ウトロに入る手前の「オシンコシンの滝」も見どころの一つ。立派なお土産屋さんも出来ていて、大賑わっていた。

第5日目、ウトロを出て、知床五湖のウオーキングを志すが、現地に着いてみると、"本日、熊出現"の看板がかかっていて木道以外は歩けない。仕方なく、木道散策となる。次に、知床五湖から12kmくらい奥にある「カムイワッカの滝」まで足を延ばそうということになり、車を駆るが、この道はダート道でスピードは出せない。この道は野生動物の宝庫で、エゾシカ、キタキツネなどに何度も遭遇し、同行者は興奮気味。「カムイワッカの滝」前は、車が沢山止まっており、駐車スペースを捜すのに、ひと苦労。以前に来た時は、草鞋を履いて、上流の滝つぼまで登って行き、温泉に浸かった記憶があるが、今回は、その元気なく、手前の岸でおとなしく引き返す。

・また、ダート道を引き返し、女満別空港を目指す。途中で、斜里にある「小清水原生花園」と「オホーツク流氷館」に立ち寄る。原生花園では、エゾキスゲ、エゾスカシユリ、エゾノシシウドなどが、咲き誇っていた。流氷館では、マイナス15℃の氷の部屋に入り、タオルをぐるぐる回して、棒状になる実験をしたりして、童心に戻る。

・午後5時半、同度良い時間となり、女満別空港へ。レンタカーを返却して、空港に着いたのは午後6時過ぎ、8時15分のフライトまで、十分に時間があり、夕食、買い物などを済ませ、機上の人となる。羽田空港着は午後10時20分、そこから自宅に向い、帰宅は午前零時を過ぎていた。大満足の北海道旅行であったが、少々疲れたのも事実!   

まとめ

 久しぶりの北海道旅行であったが、その大自然の素晴らしさと食べ物の豊富さを、改めて実感した、大満足の旅となった。いつもそうだが、北海道旅行をして帰ってくると、「北海道っていいな!」と思うことしきりである。  おわり