喜 寿 に カ ン パ イ

野坂美喜子(H27/12/01)


 皆様はどうでしょうか!  

 私はつい何年か前まで、自分の老後の事(ましておや喜寿のこと)なぞ、真剣に考えてみたことはありませんでした。漠然とボンヤリと思ってみることはあったものの、それは他人(ヒト)ごとの様なとらえ方だったようです。
 昨今、とても他人事とは云えず、私には深刻な問題となって来ました。
 誰しも老いおとえる事は望みません。しかし、高齢化社会、後期高齢者、ヤレ介護 etc. そんな、こんな情報がいやでもたくさん入って来ます。(ホントは聞きたい、今一番の関心事かもしれないが・・・・)

 考えをめぐらすと途方もない不安が襲いかかる。みょうにめげてしまう。潰れそうだ。
                    潰れるかい?
                  いや奮い立ちたい
                ならばオババよ大志を抱け!
                                                                      
 年月の前には万物はみな古くなる。モロクなる。人間だって同じこと。


朗読会(平成26年11月)

朗読会(平成27年10月)

 30代で朗読の世界にふれ、良き師匠方に出会い、先生方には朗読のみならず、人生の先達者として、たくさんの教訓を受けました。紆余曲折しながら、夢中で吸収しました。若い頃の良き思い出であります。そして又、それらは大切な私の財産です。

 朗読は私をふるいたたせ、楽しく充実した考える時を与えてくれもします。大げさな云い方をすれば、生き甲斐とでもいいましょうか。

 現在、カルチャーの講師として、又、自宅レッスンを通してたくさんの個性的な方々との出会いがあります。ささえられ、時にはささえながら、明るく楽しく勉強させていただいています。

 皆様方もそうでしょうが、ここまで年輪を重ねたからこそ感じられること、見えてくるものは、たくさんありますね。それを又、ほんの少しの発想の転換で人生楽しくなるようですね。

 喜寿をボーダーラインに良い老入をしました。(と思っています)自身をラクに自由な思考でケンキョに明るくのびのびと生きようとしています。

 生きるって面白くもあり、悲しく、わびしくもありますが刹那主義とでも申しましょうか、今を、その時を大切にし、丁寧に送れたらと思っています。よくばって笑顔を道連れして・・・・・。

「いいかげんに生きよう」

 郷里の大先輩の奥村康先生(現順天堂大学名誉教授、免疫学の世界的権威)の言葉です。

            すきですね。  努力するもむずかしいです。


               次は山田一郎さんにお願いします。