私の健康法

平成20年12月23日
佐藤富信

 皆さん今日は。6ルームの佐藤です。これまで、山歩きや旅行のリポートでご存知の方もあると思います。「酒が美味しく飲めれば、超幸せ!」とアル中の如き生活をしておりますので、格別の健康法は持ち合わせておりませんが「老いは足から」ということを意識した徘徊老人の生活を報告します。

(1) 歩く
 会社人間の時には、糖尿とか通風とか肝機能の低下など検診の度にX印が数個付くのが常でした。当時は「メタボ」という表現はなく、「成人病」と呼ばれ、年を取れば誰もがなるもので、初期症状の者は「歩け歩け運動」が推奨されておりました。それ以来、医師の指示もあり、「歩く」ことが日課となりました。
 定年後も、幸いこの習慣が続いております。毎日が日曜日となり、時間もあるので、1日2万歩ほど歩いています。 1歩を70cmで換算すると、1年間で5,000km。 定年後8年かかって地球を1周回った勘定になり、現在2周目です。 体重は55kg前後で安定していますし、幸いなことに、2年前の検診ではX印は無くなりました。
 朝の空気を胸一杯に吸い、遠くの稜線に輝く日の出を眺めながら歩くのは気分爽快な一日のスタートとなります。

(2) 山歩き
 特に是という趣味を持たないことから、定年後は「濡れ落ち葉」になるだろうと思っていたところ、義兄から「山へ行ったら、昼から酒が飲めるよ」との一言で、義兄の所属する山の会に入り、仕事で中断していた山歩きを再開しました。ワンカップや缶ビ―ルをザックに、いそいそと出掛けるという動機が極めて不純な山歩きですが、自宅の裏山(極楽寺山693m)を主に、昨年は130回山歩きを楽しみ、山の会やツァーで他人に迷惑を掛けないよう体力の維持にも努めています。
 なお、通常の山行では6〜7kgのザックを背負い、4時間程歩きます。

(3) ボケ防止? 山の会の会長となる
 誰もやる人がいなかったことから、4年前にボケ防止に役立つのではと考え、引き受けました。内容はよろず屋で、毎日パソコンを相手に頭と目と指の運動を行っています。会報発行(2ヶ月に1回)、山行記録作成(その都度)、リーダーとの連絡・確認、バスの手配、参加受付、山行希望アンケート取り纏め、年間山行計画作成、総会の運営などなど、年中バタバタしています。これでボケなければ幸いですが?
 なお、会員数は93名で、年間30回程山歩きするバァバとジィジの集まりで す。

(4) 「もの思わざるは、仏の稽古なり」
 なかなか凡人には到達し難い心境ですが、精神的にカリカリしたり、落込みそうな時に、この言葉を思い出し、一息つくこととしています。そうすれば、何となくではありますが、精神的なゆらぎを止め、回復させる効果があるように思います。

(5) おわりに
 縷々述べてはみましたが、これらは、妻の健康という基礎の上に成りっているものであり、これまでの妻の苦労に感謝している次第です。これからは自分のこと以上に妻のことにも関心を持ち、注意を払って行かなければと思っています。
 また、ますます無理が出来ない歳になるわけで、「身体が教えてくれる」ことを基本に、子供達には迷惑を掛けないよう、ボチボチと老春を楽しむことといたしたい。

 それでは、次回は朗読とクラシック・ギターを弾いて 若さと美貌を誇っておられる野坂美喜子さんにお願いいたします。