私の健康法

平成20年5月4日
藤江淳美

 正直なところ、ここ17年間、特にスポーツ、エクササイズ、散歩など何一つしていません。人間ドックも定年後8年間は行っていないのです。
 そんなズボラな私が最近自分の体を見直して自信を新たにしたのは、一昨年11月 福間君、木下君お二人に強く勧められて南九州、4日間で三つの山登りに参加した時です。
 私は両君の親切なお誘いを受け '05年7月箱根から三島へ西坂下りに参加しました。
 学生のとき以来45年ぶりの山歩きでした、翌年、箱根の東坂くだりをし、ほか1、2箇所山歩きをしただけで、開始1年4ヶ月目には「高千穂、韓国岳、開聞岳に登ろう」と言う強い、熱心なお誘いではありますが、誘う方も、行く気になった私も どうかしています。 
 「これは無茶だよな〜」と思いながら「もし途中でバテても、迷惑は出来るだけ掛けないようにしよう」と、少し思いつめて、覚悟を決めての参加でした。
 その行程は確かに苦しかったのですが、3日間一度も転倒せず、音を上げず、尻餅一つ着かずに楽しく終えたのはリーダーの佐藤富信さんはじめ、身近な同輩お二人のおかげです。60歳代最後の歳に、良い思い出が出来ました事をここに改めて感謝いたします。
 そんな体力への自信と同時に、私が長年続けている「健康に良いこと」の効果に違いないと思いまして、大いに見直したことでした。
 健康に良いことは幾つかやっています。
 そのキッカケと成ったのは、約28年前から始まって次第に強烈になった花粉症とそれから後の軽い脳梗塞(都合3回も)です。40歳代後半、初の東京(大手町)勤務になってくしゃみ連発等異常が出てき、年々進行し最後は一年の半分は鼻が完全に詰まりっぱなしで、仕事にも支障が出るようになり17年間とても苦しみました。
 名医や病院を探し、漢方や民間の療法、健康研究会などを紹介してもらい、治療や指導を受けました。ある会では会長に「えっ!」と驚くような奇跡的な業で脳梗塞の症状を2度も治して頂いてとても感謝しているのですが、その会でもどこの病院でも、花粉症は完全に治しては貰えませんでした。しかしその過程で私が得たもの、考えかたは大きい物だったと思います。
 その中で10〜20年以上確信を持って続けているものをご紹介します。(ちなみに花粉症は ひょんな事から色々勉強をし、解決方法を見つけ自分の症状は、9年前にほぼ完治しました)

 1、足の裏 健康法
 25年位前、台湾の官足法に出会い、足の裏を押したり揉んだりし始めた。 初めはすりこ木を小さくしたような棒を使ったが、色々試したりして今は木製 手作りの足ふみ板(角を丸くした突起をたくさん付けたもの)を使っている。手軽で良い。
 これを日に一度は300回以上、思いっきり踏んで白湯を飲む。
 体調の悪いとき、疲れたときは特に念入りに踏む。
 食後1時間とアルコールの後はしない。
 一番長く続いていて、一番安くて、コストパフォーマンスの良い健康法。

 2、アロマ 
 手軽に使って楽しむ、症状改善に役立てる方法です。
 2、3の注意点を守れば思ったよりシンプルで効果的。奥が深い。

 A 入浴剤にまぜてアロマバス。半身浴にも欠かせない。
 B 体のトラブルにブレンドしたりして。 ヒーリング的に薬箱のように。
 C 香りをアロマ ライトや、テイッシューに垂らして楽しむ。
 D 塗布、マッサージ 心地よさの点では最高、かつ効果も素晴らしい。 
   
 私は60歳代中ごろから1、2年置きに、胆のう炎、消化不良、坐骨神経痛など次々に発症したが、病院に行く前、アドバイスしてもらったレシピのブレンドオイルを塗って解決できた。(昨年のギックリ腰にアロマは部分的な効果に止まり完治できなかった。初期手順にミスがあった。)

 3、シャンプー、歯みがき、クリームなど日用品は 有害と疑われる石油系化学物質の入っているものは 使わないこと
 10年以上前、家中のものを安全性の高い物にブランドチェンジした。
 「免疫力、治癒力を下げない」これは健康の最大基本原則と思います。病気になって下がった免疫力を上げようとする前に(或いは同時に)先ず下げない事、その要因を排除する事が大切だと思います。
 体の不調とか、発症の時は医師の指示を仰ぎ治療してもらうのと同時に、自分でもできること、免疫力をこれ以上下げないようにするのが一層重要だと思います。   
 環境のためにも考えて選んで欲しい。 ・・・ 異常気象、温暖化に伴う海水温度上昇の原因の一つに、排水中の有害化学物質が生態系にダメージを与える事で、特に海草、サンゴなどが傷み、光合成能力は低下、CO2が増加していると指摘されている。
 リゾート地の海中のサンゴがお客が泳ぐ時、溶け出す日焼け止めクリームの4種成分で枯死する(数時間から4日間で!)との報告が2月17日新聞記事に出ていました。

 4、ミネラルなど微量栄養素を摂っている
 ビタミンの重要性はみなご存知です、酵素の必要性も新谷博士のおかげで知れ渡りました。ただどの栄養素もミネラルが不足すると働けないのです。
 ビタミンの権威 ライナス ポーリン博士も同じ発言をされている。
 すべて病気はミネラル不足から来ていると言われ、これが不足するとどんな障害が出てくるか、動脈硬化、白髪はどのミネラルが不足しているか、などなど本にも多数の実例が出ている。
 カルフォルニア大学 ゲルハード シュラウザー教授著「ミネラル革命」は読みやすい上にCDで楽しめて二度面白い。
 本の主人公、ジョエル ワラック博士の講演CDの題は「死んだ医者は嘘をつかない」
 マクガバン・ レポートをキッカケに対ガン総力戦とも言うべき大キャンペーンが、'77年〜'79年アメリカで始まった。強調されたものの一つがミネラルとサプリメントの摂取を含む食生活の改善。
 その効果は11年後からようやくだがガンの死亡者数が減少に転じた事からも判る。日本のトレンドと大きな違いを見せている。
 今や国民一人当たりの野菜摂取量はアメリカが日本人を追い越している。
 マクガバン・レポートで理想的な食生活として日本人の食事を挙げた。(但し元禄時代の)
 今や国民一人当たりの野菜摂取量はアメリカが日本人を追い越している。
 アメリカでも中国でも健康に良い事を実践していて、効果が見込めるなら私たちは取り入れたい。学ぶ姿勢は持ち続けたい。
 排他的な心や愛国心で情報を一箇所だけに依存していると、大変なリスクを抱え込む事になって行く。(食べ物からミネラルが必要量取れたのは、残念ながら2次大戦まで)
 私たち一家は10年以上、アメリカの植物性ミネラルを毎日朝夕、摂り続けている。
 そういえば 家の誰もが健康で、大病したものが一人も居ない。これは助かります。

 5、就寝は「北枕」で
 免疫力を下げないで、上げるためには熟睡する事が不可欠。
 実践しはじめて8年くらい、これといった目に見える効果は自覚しないが良く眠れており具合は良い。また、夜も、午睡のときもすぐ眠れる。
 猫も私たち北枕のベッドに良く来るようだ。
 数千年の間、時の権力者専用の寝かた、着座(南面)のしかたなので、色々言われるが迷信どころか理論的にも納得できるし、利用しないともったいない。

 以上 これらの健康法、健康に良いことを続けてよかったことは、直接的な効果の他に自分の健康、体、症状に向かい合う姿勢を持てるようになった事、体のトラブルが出てくるとき、初期段階だけでも、自分で何かできることは無いか、探して対処しようと言う気持になった事です。
 定年後ここ10年超で3日以上通院した所と言えば、歯科、外科だけで内科には一度もお世話になっていません。おかげさまで今のところ元気です。しかしこれからは、色々と出てくるかも知れません。
 健康法、体に良いこと、を 一人でこつこつやるのも良いけれど、老化防止に一番大切な「コミュニケーション」にもつながる方法として、それぞれの情報を紹介しオープンにし、良いものを共有して互いに支え合う事も有意義だと思います。
 そういう事でこの企画を考え、投稿の機会を与えてくれた我がニ水会の皆さんにお礼を申し上げます。
 先々、皆から喜ばれ、感謝されるページになると良いですね。
 今回は後の人が書きやすいように、自然と下手な文章になっています。

 今回の企画の最初の投稿者と言う事で、不肖藤江、これからは今までより一段と注意し、周りの最新情報にも充分アンテナを張って、収集したり実践して行きたいと思いますので今後とも、よろしくお願いします。

 なお リレー式で続いていくと言う事ですので、次回は今岡宣美君にお願いします。