東京松江会総会に出席して
〜平成27年度〜 平成27年8月5日
福間 三郎・木下 勲 去る7月18日、千代田区の「霞会館」で第39回東京松江会総会が開催され8期生からは水野、木下、福間の3名で参加しました。当日の天気予報では台風11号の襲来が予報され、心配していましたが、運よくそれてくれて、猛暑の中での会合となりました。出席者100人以上、松江城の国宝指定直後の総会とあって、祝賀がムードにつつまれた熱気あふれる総会となりました、以下に総会の様子を報告します。 舟岡幹事長の開会宣言を受けて奥村康東京松江会々長が登壇され、まず今回、松江城が国宝に指定されたことに祝辞を述べられた後、医者として参加者へ長寿の秘訣をいつものことながらユーモアを交えて語られました。世界最高齢者(112歳)の男性としてギネス世界記録に認定されていた男性が先般、都内の某病院で亡くなった。ご家族の話によると、入院先では加齢とともにだんだんできないことが増えたがイライラせず淡々と過ごしておられた。98歳ぐらいまでは階段を上り下りするなど毎日体を動かしておられた。食生活では「マグロやサーモンの刺身や煮魚」をよく食べておられた。免疫学者の世界的権威である奥村会長はこの男性が食べてたという魚の油はいい。特に青魚はいい。タバコは吸っても吸わなくても寿命には関係ない、ニコチンは脳細胞のネットワークを刺激し、ボケ防止になったり、軽いうつ病が治ったりする。本日の参加者の皆さん、若し体調の不良を覚えられたら不肖奥村康が365日24時間面倒を見ますからご安心してくださいと皆の笑いを誘われました。
吉山治松江市副市長のご挨拶・報告 吉山副市長が伝えられた松浦正敬市長のメッセージの内容は下記の通りです。 東京松江会が盛大に開催されますこと、心からお喜び申し上げます。皆さまには平素より市政発展のためご理解ご協力を賜り深く感謝申し上げますとともに、皆さまのふるさとを思う気持ちに対し心より敬意を表します。 特に新たな松江ファンを獲得するため精力的な取組みとして、「ごっつお倶楽部」など、松江を広く宣伝していただき松江市民を代表して感謝申し上げます。 さて、ご案内のとおり松江城の国宝化が実現いたしました。松江市にとっては60年以上にわたる悲願であり感激もひとしおでございます。国宝実現の決め手は完成年代の分かる祈祷札の発見と通し柱による構法や金物を多用した包板(つつみいた)の技法など近世城郭最盛期を代表する建築物で極めて高い価値があることが評価されたものです。しかし、何より国宝への後押しになったものは、市内にお住いの方あるいは松江をふるさとにされる方の松江城を愛する強い思いであったことは間違いありません。これからも国宝のお城があるまちとして、都市の格をさらに上げるべく様々な取り組みを行ってまいりたいと考えております。 また、今年はうれしいことがたいへん多く、先般、経済産業省の「暮らしやすさ」ランキングにおいて、松江が全国1,741市町村のトップとなりました。これは生活の利便性の高さと地震発生リスクの低さが高評価につながったものです。本年度は地方創生元年と言われますが、たいへん弾みのつく結果になりました。今後はこの「暮らしやすさ」を積極的にPRしていくことはもちろんのことですが、松江に愛着を持つ人を育てる「人づくり」にも力を入れていきたいと考えております。この「人づくり」については、本日ここにおられる皆さまの「松江を愛する気持ち」に学ぶところがたいへん大きいと思っております。これからも引き続きのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。 このほかにも、松江はテニスの錦織圭選手をはじめとした地元出身のスポーツ選手の活躍、あるいは宍道湖産のシジミの漁獲量が全国1位に返り咲いたことなど全国からあるいは世界中から非常に注目を集めております。 これを今風(いまふう)の言い方で「来てる!」と言うそうです。 この「来てる松江」を今後とも全力で磨き上げていきますので、皆さまどうぞよろしくお願いします。 最後になりますが、東京松江会のますますのご発展と、会員の皆さまのご活躍を祈念いたしましてごあいさつといたします。 本日はまことにおめでとうございます。 また、今年も松江特産品フェアを10月中旬頃開催いたします。詳細が決まり次第、皆さまにご案内する予定ですので、ご参加のほどお待ちしております。 平成27年7月18日
松江市長 松浦 正敬 ご来賓の挨拶が終わったところで、講演会に移りました。お招きされた講師は一般社団法人松江観光協会観光文化プロデユーサー高橋一清さん。同氏は文藝春秋で、文學会、文藝春秋、オール読物、週刊文春の編集部や出版部に所属され、多くの芥川賞、直木賞などの作家を世に出されました。ご自身の著書「編集者魂(青志社刊・集英社刊)に登場する作家を見ても、司馬遼太郎、遠藤周作、松本清張、有吉佐和子と錚々たる作家の交わりが出てきます。文藝春秋退職後松江市市役所に移られ上記の肩書をもって、松江市の観光文化の発展に寄与されています。私はこの講演を拝聴し、純粋な松江人であることを嬉しく、誇りに思いました。 皆さんも講演内容をココをクリックしてご一読ください。。 熱弁を振るわれる高橋一清さん 松平家御当主の松平直壽様(東京松江会名誉会長)の乾杯の音頭で懇親会に移るや、いつものことながら席が緩み、懇親の輪があちこちに広がりました。松江市から差し入れられた銘酒「やまたのおろち」に酔い、野焼をつまみながら、ふるさとに思いを馳せました。途中、飛び入りで松浦市長がご推奨のご当地ソング、水森かおりさんの「島根恋旅」を福間・木下コンビでご披露し皆さんに喜んで(?)いただきました。最後は恒例により石倉義朗副会長のリードで「誰か松江を想わざる」を全員で合唱し、来年の再開を誓い合いました。 以下に懇親会の模様をご紹介します。 |