東京松江会総会に出席して
〜平成26年度〜
平成26年10月13日
福間三郎

 去る10月4日(土)、虎の門霞会館において開催された26年度東京松江会総会に水野恵夫君、野坂美喜子さんと3人で出席しました。松江からは多忙の中、松浦正敬市長を始め篠原栄市議会副議長、その他、市の関係者の皆様がご出席され、松江市の現状を直接、お伺いすると共に既に顔なじみになった会員の皆さんと楽しく歓談する機会を持ちました。以下に総会の様子を報告iいたします。


受付の皆さん

笑顔がが素敵な司会の武田志乃さん


式次第

 舟岡幹事長の開会の宣言を受けて、奥村康会長が登壇され、第38回目の総会を多数の出席者を迎えて開催の運びになったことを祝うと共に自分は医者であると前置きして、日本人の健康思考についていささか厳しい発言をされた。たとえば、日本ではコレストールや血圧の正常値が欧米諸国と比較して低めに定められており、少しでも高めの数値がでると医者はすぐ薬を処方するが、人間の身体に備わっている免疫力が自ずと働いて調整してくれるので、やたらに薬を飲まないほうが良い。因みに1年簡に医者に掛かる回数は日本人は13.5回、欧米では2.5回とのこと。健康維持の在り方について考えさせられました。

舟岡愛泰幹事長の開会の挨拶

奥村康会長の挨拶

 次いで福本高弘副幹事長による25年度の会計報告、榎本恵子監事の監査報告があり満場一致で承認されました。

福本高宏さんによる会計報告

榎本恵子さんによる監査報告

次いで松浦正敬市長が登壇され以下のごとくご元気な松江市の現況を語られました。

 @ 10月末まで伝統の「水燈路」が催されているので、帰省される折があれば、この光のイヴェントを是非楽しんでもらいたい。A本日(土)と5日(日)、松江城山公園において「大茶会」が開催されます。再来年が松平不昧公の没後200年にあたるのを機会に会場を各地に増やして松江が誇る文化のPRに努めたいと思っている。。Bテニスの錦織圭選手の今回の活躍に松江市は沸くに沸いた。松江市民の応援に対し謝辞もあり、感激した。これを機会に松江市をテニスのメッカにできたらと願っている。C錦織選手のほかにもアジア大会、女子野球、プロ野球等スポーツの世界でも松江出身者が活躍してくれていることを嬉しく思う。D昨年の出雲大社の大遷宮効果で観光者数で関東地方が第一位になった。一過性の現象に終わることにならないよう関東地方にお住いの皆さんの応援を願いたい。E小泉八雲没後110年を機に八雲の視点を活用して市の更なる活性化に努めて行きたい。F歌手水森かおりさんのご当地ソング「島根恋旅」はすばらしい歌です。是非CDを購入されて楽しんでください。


にこやかに語られる松浦正敬市長

 会は進んで、本日のメイン・ゲスト小泉凡氏の講演に移りました。既に皆さんご存知のとおり、小泉凡氏は小泉八雲のひ孫にあたられる方で、本日のテーマは「小泉八雲を現代に活かす」です。小泉凡(1961年東京生)氏は、現在、松江市にお住まいで島根県立大学短期大学部教授を務めておられます。ご専門は「民俗学」で八雲の研究をメインに文化資源を発掘し、観光に活かす実践研究や子供の五感力の育成を目指すプロジェクト「子ども塾」の塾長として活躍されています。
 同氏は小泉八雲(1850−1904)というアイルランド人作家を文学研究者の研究対象の枠に閉じ込めず、防災、共生、五感力、文化資源という4つの切り口からから八雲を現代社会に活かす可能性をスライドを利用して存分に語られました。
 講演の内容が多岐にわたるため、同氏が関西大学東西学術研修所で同様内容の講演をされ、「小泉八雲を現代に活かす」と題してインターネット上に発表されていますので、これににリンクを張ってそのまま紹介します。                    

 小泉八雲を現代に活かす
(いささか長文です)


スライドを駆使して熱弁をふるわれる小泉凡氏

 小泉氏の講演が終了したところで、松江市議会副議長の篠原栄氏による乾杯の音頭で懇親会が始まりました。冒頭、司会の武田志乃さんが今から10分間BSS山陰放送に繋ぎ、この総会の様子を松江市の皆さんに紹介するとのサプライズ演出の紹介がありました。
 実はBSS山陰放送では「特選 ぶんしょうDON!」という番組を毎週土曜日の午後、放送しており、その中で「伊藤誠〜いのちの輝き〜」というコーナーを設け、松江市出身のシンガーソングライターの伊藤誠さんのメッセージと暖かな伊藤さんの歌声を届けています。
 その伊藤さんがこの総会にお見えになっておられたのです。まさにサプライズでした。 伊藤誠さんは長年、銀行勤務の傍らシンガーソングライターを続けてこられました。転機は8年前、急性心筋梗塞を患い、九死に一生を得たのを契機に銀行に別れを告げ、音楽の世界に転出された。それ以降、生れくる歌は"いのち"をテーマとした歌ばかり。心地よい安らぎの旋律と心に染み入る独特の声、その珠玉の楽曲・世界観が、今、音楽会で注目を集めています。


篠原市議会副議長による豪快な乾杯の音頭


BSS山陰放送に繋がったマイクで総会の模様を報告する伊藤誠さん
 以下に懇親会の模様を紹介します。