東京松江会総会に出席して
〜25年度〜

平成25年8月3日  
福間 三郎  

 去る7月20日(土)、虎の門霞会館において開催された25年度東京松江会総会に水野恵夫君と出席しました。翌日が参議院選挙という日程で超多忙の中、松江から松浦正敬市長を始め三島良信市議会議長、その他、市の関係者の皆様がご出席されたのに加えて、今、話題の東京スカイ・ツリーをデザイン監修された日本を代表する彫刻家の澄川喜一先生の講演もあって、盛会でした。以下に総会の模様を報告します。

 開会に先立ち、石倉義朗副会長が登壇され、東京松江会の幹事長として長年にわたり、会を支えてこられた久保田道夫さんが身を引かれ、代わって舟岡愛泰さんが幹事長に就任されたこと、また、元報知新聞社長の岸 洋人さんが副会長に就任され、石倉・岸の両副会長体制で奥村会長を支えて行くことになった旨、報告がありました。新体制の下、東京松江会の益々の発展を期待します。

司会の武田志乃さん

石倉副会長の報告


式次第

出席者名簿

 舟岡新幹事長の開会の宣言を受けて、奥村康会長が登壇され、第37回目の総会を多数の出席者を迎えて開催の運びになったことを祝うと共に出席者の多数を占める熟年者の健康を慮ってか医学者として脳梗塞病に触れられ、発症後3時間以内に治療を施せば後遺症を残さず快癒するので、症状を感じたら、ただちに救急車を呼んで病院に駆けつけること、また、最近ゴルフ場での死亡件数が増えているので、プレイ中に身体に異変を感じたら、仲間に遠慮することなく、プレイを即中止すべきと奥村流ユーモアを交えてアドバイスをされました。次いで福本高宏さんによる24年度の会計報告、榎本恵子さんによる監査報告があり、満場一致で承認され、松浦松江市長のご挨拶へと式は進みました。

船岡愛泰新幹事長開会の挨拶

奥村康会長挨拶

 登壇された松浦正敬市長が@島根原発の再稼働判断、大橋川改修問題が当面の大きな課題であることA 平成の大合併後10年を迎えるに当たり20万人都市としての整備を着実に進めて行くことB松江―三次間の高速道路がつながったことにより広島―松江間が2時間余りで行き来できるようになった。出雲大社の大遷宮と相まって多くの観光客で賑わっているがこれを一過性の賑わいに終わらせることなく、中海・宍道湖圏域の産業・観光資源をフルに活かし、松江市を中心とする圏域の活性化を進めて行くことCかねてより市民の寄付により建造中であった松江の開府の祖堀尾吉晴公の銅像が大手前広場に完成したことD小泉八雲没後110年を記念して、記念館の修理に取り掛かること等、これから4年間の市政の抱負を披歴されたのを受け、三島良信市議会議長が松浦市政の全面バック・アップのエールを送られました。

松浦正敬市長ご挨拶

三島良信市議会議長ご挨拶

 続いて、司会者の武田志乃さんの紹介により、本日のゲスト・スピーカーで島根県の吉賀町出身で東京スカイツリーのデザイン監修を担当された日本を代表する彫刻家で元東京芸術大学学長の 澄川喜一先生 の講演に移りました。

 同氏は長年にわたり「そりのあるかたち」をテーマに多くの作品を発表され、紫綬褒章(1998),紺綬褒章(1999),日本芸術院賞・恩賜賞(2003)文化功労者(2008),NHK放送文化賞(2009)などを受賞されました。現在は日本芸術院会員・東京芸術大学名誉教授(顧問)として数多くの美術協会や美術館の要職を務められ、今なお創作活動を続けておられます。同氏の作品には一貫して「そりとむくり」という日本の伝統的な曲線美が取り入れられており、同氏がデザイン監修された東京スカイツリーでは五重塔などの日本の伝統的文化を参考にされたことをスカイツリーの模型や自作の作品をスライドで紹介しながら、「そりとむくり」の「哲学」を熱っぽく語られました。

ココをクリックすると同氏がスカイツリーに込められた日本の「伝統・文化」の熱い思いを伺えます。

熱弁をふるわれる澄川喜一先生

東京スカイツリーの模型を手にして講演

スライドを使って自作の開示

 本年5月1日に三保神社第89代宮司に就任された横山充宏さんによる乾杯の音頭で懇親会に移るやいつものことながら、席が緩み、懇親の輪があちこちに拡がりました。途中、声楽家の大岩誓子さんの東北震災復興ソング「花は咲く」の披露があり、和やかな雰囲気につつまれました。最後は恒例により、石倉副会長・大岩さんのデユエットに合わせて「誰か松江を想わざる」を全員で合唱、岸新副会長の閉会の辞で来年の再開を誓い合いました。


三保神社89代宮司横山宏充さんによる乾杯の音頭

 以下に懇親会の模様を任意で選んだ写真でお伝えします。



戦い終わって日が暮れて(会を支える裏方さん達の反省会)



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