東京松江会総会に出席して
〜23年度〜

平成23年9月26日
福間三郎

 去る9月17日(土)に虎ノ門の霞会館で開催された23年度の「東京松江会」の総会に我が8期生から木下勲君、水野恵夫君、藤江敦美君、私福間三郎と松江観光大使を務める斉藤比瑳代さん、野坂美喜子さんの6名が参加し、会の盛り上げに一役買いました。
 残暑厳しい中、松浦正敬松江市長はじめ市側からの関係者を含めて120名の参加者があり、松江開府400年祭そのままの熱気に包まれた総会でした。

大忙しの受付

笑顔が素敵な司会の武田志乃さん

  以下に総会と懇親会の様子をお伝えします。

 体調不良で欠席された松平直壽会長に代わって、奥村康副会長が例によってユーモアたっぷりの開会の挨拶をされたのに続き、松浦市長より松江市が直面する課題や現状について概略以下の報告がありました。


松江開府400年のパンフを手にしながら語る松浦松江市長

(1) 年末、年始にかけて水分の多い豪雪に見舞われ、電気、交通機関に多大な被害が発生し、4日間も電気の供給が滞った地域もでた。

(2) 3月に発生した東北大震災の中で起こった福島原発事故の収束方法について政府の一貫した方策が未だ定まっていない。松江市は中国電力の島根原発をかかえており、若し、同様の事故が発生したと仮定すると広範囲にわたり20万人を超える避難民をだすという想像を絶する事態となる。政府の安全対策を含めた今後の原発政策が早急に定まるのを待って、松江市として島根原発の取り扱いに対処して行く。

(3) 8月1日付けをもって東出雲町との合併が成立し、松江市は20万7千人を超す山陰一の都市となった。人口が20万人を越すと「特例市」に指定され、県から環境、都市計画、産業・経済分野の権限の移譲を受けることとなる。宍道湖・中海圏域の中核都市として、隠岐圏域を含めた都市間の連携を進めて行き、新たな交流や地域経済の活性化を図って行く。また、これにより宍道湖・中海圏の人口は60万人を超え、日本海側では新潟市に次ぐ第2の都市圏を形成することになる。北東アジアに近い地の利、出雲、米子の2空港と重要港湾・境港を有する交通の利を活かし、圏域一体の発展に寄与して行く。


(4) 松江開府400年祭もいよいよ最終年を迎え、様々なイベント・事業が企画されている。主なイベントとして松江水燈路、ドウ行列、松江歴史館における松江藩主京極忠高の業績展示、まつえ若武者・舞姫隊のおもてなし、松江出身のテノール歌手経種(いだね)康彦氏主演の「松江市民オペラ・虹の大橋」、おちらとあるき(松江のまちあるき)など等、数多くのイベントが企画されているので皆さんが帰省された折には是非参加していただいて盛り上げて頂きたい。


林千城市会議長ご挨拶

藤井秀人さんご挨拶

 続いて登壇されたのは林千城市会議長、就任されて間もないそうで、市長を盛り立てて新生松江の発展に全力で取り組みたいと、次いで登壇されたのは藤井秀人日本政策投資銀行副社長藤井秀人氏。同氏は松浦市長と松江南高校の同級生であったとか、松江市にも小規模ながら事務所を構えているので、大企業ばかりを相手にするのではなく、地域発展のためにふさわしい事業にも応援の手を差し伸べて行きたいと、それぞれご挨拶がありました。


ユーモアを交えてむ難しい話しを分かりやすく語る奥村博士

 ご来賓の挨拶後、当会の副会長の奥村康さん(順天堂大学医学部教授。医学博士・免疫学の世界的権威)による「免疫と長寿」と題して特別講演に移りました。奥村さんは日常生活法をユーモアを交えて分かりやすくお話しになるので有名な方ですが、今回も難しい話を身近な例をたくさん挙げてユーモラスに語られ、参加者の皆さんを元気付けられました。長寿のコツは多くの友達を持って、ストレスを発散し、よく「笑う」ことが免疫力を高めそれが、長寿に繋がる、ということだと解釈しましたが、専門的な講演でもあり、素人が内容をまとめるのはいささか危険ですので、インターネット上に掲載されている奥村さんの本題に関する解説書にリンクを張って紹介したいと思います。

ココをクリックすると奥村さんの経歴と解説の内容をご覧になれます。


オーソレミオを熱唱する経種康彦さん

 奥村さんの講演が終わったところで、息抜きでしょうか。松浦市長から紹介のあったテノール歌手経種康彦さんが、登壇、12月に松江で公演されるオペラ「虹の大橋」の紹介があり、出演者のほとんどが松江出身者で構成されていることにも触れられた上で、イタリアのカンツオーネ・オー・ソレミオを熱唱・披露されました。


乾杯の音頭をとる星野島根県会会長

 星野宗保島根県会会長の乾杯の音頭で懇親会に入るや、いつものことながら、一気に席が和み、それぞれに杯を交わし、旧交を温め、また、名刺を交換しながら新しい知己を求める輪があちこちにでき、会場の雰囲気は熱気に包まれました。


松浦市長と経種さんを囲んで


経種さんを囲んで


松江観光大使を務める野坂美喜子さんと斉藤比瑳代さん

 以下は懇親会の模様です。



 盛会を極めた懇親会は石倉義朗副会長のリードで参加者全員で松江の唄「好きだから松江」を合唱して閉会となり、我々8期生6人は二次会に移りました。


「好きだから松江」を皆んなで合唱



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