ベトナム(ホーチミン市周辺)寸描
                           平成16年2月18日
                          (記事)片山 洋
                          (写真)福間三郎

 去る2月11日〜15日、福間三郎君ともう一人の私の友人と3人で、鳥  
インフルエンザが心配されるベトナム南部のホーチミン市周辺を訪ねた。そ
の時の印象を断片的ながら写真を交えて記します。

1.道路横断が怖い
 中国(北京等)では、自転車が朝夕列をなすが、ここでは90パーセント
近くがオートバイで、しかも一日中道路を我がもの顔で占拠している。信号
なんてほとんどないし、まず一人では横断できそうにない。みんな(3人)
で渡れば怖くないといった調子だ。中心部の町並みは、雑貨店や飲食店が中
心で旅行者にはいたって面白い場所だ。ネギリッコが面白い。

バイクの洪水(流れを見ながらゆっくり、焦らず横断しよう)
    2.国民が勤勉だとか  確かに一日中、オートバイが走り回っている。聞いてみると、皆んな、事 業や商売の営業活動等だとか。失業率もそう高くない(仕事の質とか収入と か、あまり気にしないようだ。そのときの収入でそれ相応の生活を営んでい るようだ) 3.観光施設には、フランス統治時代の建築物が多い  ちょうど大連に日本統治時代の病院や鉄道が残されているように、ホーチ ミン市にはフランス統治時代の施設が多く残されている。中央郵便局、教会 等々、町並みにすっかりなじんでいる感じである。  

フランス統治時代に立てられた郵便局と劇場

4.料理の味は、日本人向きかも
 ベトナム料理と聞くと、タイ料理に近いと思っていたが、意外とあっさり
していて美味いと思った。ただし、ベトナム料理につき物のバジル、ミント、
コリアンダー、ドクダミ等の香草に慣れるには時間がかかるかもしれない。 

5.女性はバックシャン
 ベトナムの女性(若年から高齢の方まで)にふとった方は見受けなかった。
後ろからお見受けすると(失礼)皆、腰回りがしまっていてステキでした。
もちろん前から見ても美人ですが……。

  アオザイ服の娘さんと
6.フルーツ天国  日本では見られないようなフルーツがあふれていて、中には食べ方に迷う ものもあった。
南国果実のオンパレード(中央市場にて)
    7.聡明で、忍耐強いベトナム人  ベトナム戦争中、アメリカ軍を苦しめたゲリラ戦については総延長250 kmにもおよぶ地下トンネルを抜きには語れない。ホーチミン市の北西70 kmに位置するクチ地点にその一部が一般公開されている。  この地下トンネルを訪れた時、いろいろ工夫された罠や国民が協力して作 った地下壕を見て、これではアメリカは勝てないと思った。アメリカ軍が落 とす砲弾等は、逆にベトナム民衆の罠製造の材料であったりしていた。言っ てみれば、"力" 対 "頭"の戦争であったかもしれない。しかも、トンネルの 施設内には、食堂、会議室、教室等が完備されていたとか。 8.メコン河は宝の河  メコン河ははるか遠く離れたチベットの山並みに源流を発する東南アジア 最大の大河で、中国、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアを流れようや くベトナムにたどり着く。最下流は広大なデルタ地帯を成し、豊かな自然の 恵みをもたらす。エレファントイヤーフィッシュ(象の耳)という恐ろしい 形相をした魚もいるし、マンゴーやパパイヤ等の南国果実にあふれ、米も3 期作だとか。  クルーズもやしの林の中を小船で行くので、なかなか風情がある。

メコン大河クルーズ


支流クルーズ

象の耳の揚げ物


果実の宝庫

9.さいごに
 鳥インフルエンザの影響で観光客の70%がキャンセルしたという。観光  
産業に頼っているベトナム経済に深刻な影響が出るのは必至だ。1日も早い
終息宣言が発せられ、この愛すべき国に活気が戻ることを祈りたい。



戻る